主に花火の種類について簡単に説明していきます。
花火の分類にもいろいろあります。
・昼花火と夜花火
・和火と洋火
・打ち上げ花火と仕掛け花火
打ち上げ花火は大きく分けて以下のものがあります。
・割物
・半(小)割物
・ポカ物
割物は菊や牡丹といった伝統的な花火に加えスマイル等の型物があります。
菊は「引き」という光跡を引きながら菊花型に開くもの、牡丹は点光源が広がっていくように開くものです。
半割物の代表は冠菊
小割物の代表は千輪菊や万華鏡等の八方咲
ポカ物の代表は蜂や飛遊星、吊り物等があります。
仕掛け花火にはスターマインやナイアガラ等があります。
打ち上げ方にも単発打ちや対打ち、一斉打ちなどいろいろあります。
花火玉の大きさ
一寸=1号、最近は5寸玉は5号玉、尺玉は10号玉と呼ばれています。今のところ4尺玉まであります。
特殊な花火用語としては
・開発(花火が開花すること)
・星(花火の花弁そのもの)
・曲(現象が変化する様子)
・盆(花火が開花した時の形)
興味があれば玉名(花火につける名前)についても勉強すると良いでしょう。プログラムに記載されている玉名を見て想像を膨らますのも楽しいものです。
以下に花火のサンプル画像を掲示します。
金色の星が尾を引いて長く垂れ下がる花火です。冠菊は枝垂れ柳とも呼ばれます。
色とりどりの小花が一斉に開く小割物菊型花火です。
単色の千輪です。花火では赤という言葉は使わずに紅と言います。
単色青の千輪菊です。
金色の千輪菊です。
サクランボの枝を模した千輪です。
パステルカラーの点滅星を用いた美しい千輪です。
丸く開くことにこだわらない八方咲系の花火です。
紅色の八方咲き咲花火です。
グラデーション豊かな美しい八方咲です。齊木煙火の聖礼花等が有名です。
芯部に万華鏡、親星に点滅星を使用した花火です。
八方咲系の星が円の外まで飛び出した花火です。芯部にはカラフルなオパールを使用し親星である点滅星がスパンコール状にキラキラ輝きながら消えていきます。
金色と銀色の冠型の八方咲きが入っています。
星が不規則な動きをします。
星が消え際に不規則な動きをします。方向変化、色蜂、花蜂、乱花ともいいます。
星が二段階で枝分かれします。
親星の色が部分ごと各色に変化する牡丹型花火です。
星ごとに色の違うカラフルな花火です。
蝶の形をした型物花火です。型物にはハートやスマイル、リング等いろいろな種類があります。
円の外まで飛び出す大きな輪っか付きの花火です。リング入りとも呼ばれます。
リングが冠状になったものもあります。
メインの花火が消えた後、別の輪が残って見える花火です。
椰子の木をイメージした花火です。半割物に分類されます。
花火が連続して打ち上げられます。規模の大きなワイドスターマインや音楽に合わせたミュージックスターマイン等もあります。
湖面や海面において半円の花を開かせます。
日本古来の暗めのオレンジ色の花火です。
星が引き色を含め三回変化する花火です。この場合最初の引き色(暗いオレンジ)から青、そして赤に変化し最後は一瞬白く光って消えます(光露)。なお余談ですが花火では白色と銀色は同義です。